ヒマのススメ

気の赴くままに

感情が溢れ出す、夏の端っこ。【アルプススタンドのはしの方】

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公式twitter https://twitter.com/alpsnohashi

アルプススタンドのはしの方

 

照り付ける太陽の日差し。

流れる汗、飛び交う声援。

空は嫌と言うほど青く、

主人公ではない人にとっては全てが恨めしく思える。

 

夏の輝きを羨ましく、妬ましく思う男女4人の等身大の会話劇。

 

 

簡単に作品紹介

あらすじ

「しょうがない。」から始まる、演劇部、元野球部、帰宅部の空振りな青春。

5回表から9回裏まで、観客席の端っこが世界で一番熱い場所になっていく。

 

高校野球夏の甲子園一回戦。夢の舞台でスポットライトを浴びている選手たちを観客席の端っこで見つめる冴えない4人。最初から「しょうがない。」と勝負を諦めていた演劇部の安田田宮、ベンチウォーマーを馬鹿にする元野球部の藤野、野球部のエース園田に密かな好意を寄せるテスト学年トップ常連の宮下だったが、それぞれの思いが交錯し、先の読めない試合展開と共にいつしか熱を帯びていく……。

(公式サイトより引用 https://alpsnohashi.com/ )

 

 

 

 

舞台は夏の甲子園一回戦のアルプススタンドのはしの方。

 

母校の応援に強制的にアルプススタンドに集められた

夢破れた二人の女子演劇部員

エースとの差に絶望し退部した元野球部員

恋と勉強に敗れた女子優等生。

 

4人は挫折を経験し、苦悩の最中。

そんな4人の思いが試合の展開と共に熱くなっていく。

 

簡単に言うと、こんなストーリーです。

 

作品概要

この作品は元々高校の演劇部が上演していて、

第63回全国高等学校演劇大会で最優秀賞に

選ばれた作品を原作に映画化したものです。

 

本作の中でも舞台らしい描写や演出を垣間見ることができます。

 

 

初めに言っておきます。

この作品、

最高でした。

正直、私の中で邦画No.1更新されたかもしれないです。

 

 

主題歌はthe peggies「青すぎる空」

これがまためちゃくちゃ良い。

作品とのマッチング率高すぎて、

こんなにもバイブスが上がるエンドクレジットは初めてでした。

 

 

ここまで感情を動かされたのは久しぶり

正直、鑑賞前はブログを書く予定はありませんでした。

というか、新作映画を見てそのままブログを書いたことないです。

 

ただ、鑑賞後、感情が溢れ出して止まらなかったので

ブログに思いのたけを投げつけようと思います。

 

詳しい作品の紹介は致しません。

「ストーリーのここがよくて~」

「この人の演技が良くて~」

「ここがめちゃくちゃ感動した~」

 

一切書きません。

 

作品観て。

 

 

私が鑑賞して感じたことをずらっと書きます。

それだけです。

 

 

 

みなさん、誰もが一回は

「しょうがない。」

と口にして何かを諦めた経験があると思います。

 

『今回の相手は全国常連校だから負けてしょうがない。』

『今日は体調が良くないから負けてもしょうがない。』

『どんだけ練習しても、俺には才能が無いからしょうがない。』

『あいつとは住んでる世界が違うからしょうがない。』

『できなくてもしょうがないと思わない?』

『めっちゃ頑張ったから、勝てなくてもしょうがなくない?』

 

 

 

「しょうがない」は努力を否定する言葉です。

 

「そんなことわかってるよ!」

と言っている人もいるかもしれません。

 

ですが、この作品を観ると、自分がいかにわかっていなかったのか、いかに簡単に自分の尊い努力を卑下していたのかがわかります。

 

 

かくいう私もよく「しょうがない」という言葉を使っていました。

 

部活で中々上に上がれないとき、

成績が思うように出ないとき、

好きな人に彼氏がいるとわかったとき、、、

 

 

「あーしょうがないな。」って。

 

 

もっと自分の努力を大切にしておけばよかったって、

自分自身をもっと褒めてあげればよかったなって、

今では思います。

 

 

私は高校二年の冬に部活を辞めました。

辞めた理由は様々です。

 

ここに書くことができないようなこともたくさんあります。

 

別に今になって部活辞めなければよかったと思うことは一切ありません。

 

辞めた後の学校生活は楽しかったし、辞めたことのデメリットをそんなに感じていなかったからです。

だから後悔はありませんでした。

 

ですが、この作品を観て

ほんの少し、ちょびっとだけ後悔という名の感情が生まれました。

 

「もし、辞めていなかったらどうなっていただろう。」

 

全てがすべて良い方向に変わるとは思えません。

ただ、この映画が4年前に公開され、

私が観に行っていたら、

 

人生が変わっていたかもしれません。

 

 

 

私がこのブログを始めた理由の一つに

人生を変える作品と出会うきっかけをつくりたい

というものがあります。

 

この作品はまさにそれです。

 

この作品で人生が変わる人がいるかもしれない。

ブログにすることでもしかしたら観てくれる人が増えて、

誰かの人生を少し良い方向に変えることができるかもしれない。

 

そう思わせてくれるほど、私にとって強い映画でした。

 

 

 

自己肯定ができない人、大勢いると思います。

変えたくなければ、変えなくて良いと思います。

 

ですが、もし変えたいと願う人がいるのなら

是非鑑賞してみてください。

 

 

 

 

 

あと、部活のことで悩み、苦しんで

高校二年の国語の時間で涙を流した4人には

特に観てほしいかな。

 

懐かしいね。

 

 

 

 

小言

今回は緊急だったので、今までに比べたら簡単な作品紹介でした。

いかがでしたでしょうか。

 

このブログを読んで、作品を観ることで

少しでもあなたの人生が豊かになってくれれば幸いです。

 

 

 

 

このブログではリクエストは募集していませんし、

これ書いてよ!と言われてもたぶん採用しませんが、

今回ばかりは当ブログのヘビーユーザーの熱烈なお願いなので採用します。

 

どうやら、私の好きなタイプを書いてほしいとのこと。

 

 

 

 

、、、。

 

 

 

 

誰得やねん、と。

 

まぁ、あなた得ですか。

 

 

 

私の好きなタイプは単純です。

 

まず、嘘を絶対につかなくて、

ずっと好きでいてくれて、

小動物みたいな可愛さがあって、

連絡はマメで、

ずっと笑顔でいてくれて、

ガチャガチャがあったら飛びつくように中を見て、

ご飯をたくさん食べて、

言いたいことははっきり言ってくれて、

話してて楽しくて、

ファッションセンスが同じで、

金銭感覚も同じで、

よく写真を撮って、

一緒にいて疲れなくて、

気配りができて、

 

ってここまで読んで、「私は全然違うわw」って思いながら欠伸する人。

 

 

 

ほら、単純でしょ。

 

 

めんどくさいですね。