ヒマのススメ

気の赴くままに

【フリーBGMのススメ】え、神曲がタダで聴けるんですか!?作曲家『しゃろう』のご紹介。

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https://www.amazon.co.jp/You-Me-%E3%81%97%E3%82%83%E3%82%8D%E3%81%86/dp/B08X3HLJKQ



久方ぶりでございます、showです。

 

最近はショートショートの物語を書くことに

はまってしまっていて、

普通のススメ記事は遠い過去の話ですね。

 

ちょこちょこ更新している物語は読んでいただけているでしょうか。

どれも1分ほどで読み終わる話なので

さくっと今読みにいちゃってください。

 

 

普段小説をよくお読みになる人にとっては、

読むに堪えない物語かもしれませんが、

あれでもだいぶ練りに練って生み出したものなのでどうかご容赦ください……

 

 

今、新たにショートショート1本と

チャレンジとして少し長めの短編小説も進行中です。

 

ハードルを上げすぎず、どうぞお楽しみに。

 

 

ということで話を本題に戻しまして、

今回は作曲家『しゃろう』さんのご紹介です。

 

 

 

作曲家『しゃろう』とは

www.youtube.com

なぜ急にフリーBGM?と思いましたか?

僕も同じ気持ちです。

 

ただ、しゃろうさんの曲を聴いていたら、

「これは紹介するしかない!」

という衝動にかられたんです。

 

神曲は世に広めるべし。」

これは縄文時代から言い伝えられているのでね。

 

しゃろうさんってどんな人?

一言で表すなら、フリーBGM素材を主として創作している作曲家です。

もしかしたら、よくYouTuberを見る人は知らず知らずのうちにしゃろうさんの曲を聴いているかもしれません。

 

有名配信者の雑談配信などによくしゃろうさんの曲が使用されていて、たくさんの人に愛されるBGMを多数生み出しています。

 

 

百聞は一見に如かず!ということで

まずはこの曲をどうぞ。

(この場合は聞く方だけど。)

 

www.youtube.com

フリーBGM素材『2:23 AM』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

いかがでしたか。

心が落ち着く、心地よい作品です。

このような神曲を世の中に配信し続ける素晴らしい作曲家、

それが『しゃろう』さんです。

 

 

おススメ楽曲をご紹介

先ほど聞いていただいた曲は

『2:23 AM』という曲で、

キャッチーなメロディーの中に夜の静けさを持った、俗にいうLo-fi系のBGMです。

 

このように、ここからは私が特に大好きなBGMをみなさんにご紹介いたします。

 

YouTubeの動画とフリーBGMのサイトのリンクも同時に貼っておくので、気になった方はそこから試聴やダウンロードを是非してみてください。 

 

 

【雑談】野良猫は宇宙を目指した

www.youtube.com

フリーBGM素材『野良猫は宇宙を目指した』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

 

曲名からセンスの光る楽曲です。

ドラムと落ち着いたギターの音色が素晴らしい共同作業をしており、宇宙の暗さとそこに向かうまでの光った道筋が開けていくような、、そんな気がします。

 

 

【夏の思い出】SUMMER TRIANGLE

www.youtube.com

フリーBGM素材『SUMMER TRIANGLE』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

 

bitっぽい曲の中に夏らしい爽やかさと一抹の懐かしさがブレンドしてある、夏の曲です。

曲中、水を開ける音や虫の鳴き声が聞こえ、夏休みを懐古する雰囲気が醸し出されます。

 

 

【小旅行】週末京都現実逃避

www.youtube.com

フリーBGM素材『週末京都現実逃避』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

 

なんで、京都っていうワードも京都にちなんだ物を出てきていないのにこんなにも京都なんだろう。

京都なんて修学旅行くらいでしか行ったことないのに、郷愁を感じさせる、暖かみのある曲です。

まさに現実逃避。この曲には小旅行が似合う。

 

 

【楽しさの中の悲壮感】Parade

www.youtube.com

フリーBGM素材『Parade』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

 

ポップで明るいんだけど、その中に悲しさが垣間見える少し不思議な曲です。

絵の中央にいる人たちのバックグラウンドを考えてしまうような。

この人たちは本当に音楽を鳴らしてて楽しいのか?

他にやりたいことがあるんじゃないのか?

 

勝手に想像が膨らんでしまう曲です。

僕だけかもしれませんが。

 

 

【冬夜暖炉の前で】サンタは中央線でやってくる

www.youtube.com

フリーBGM素材『サンタは中央線でやってくる』試聴ページ|フリーBGM DOVA-SYNDROME

 

私が「しゃろう」さんの曲の中で一番好きな曲です。

まず曲名でガシッと心掴まれ、

開始10秒で耳が虜になりました。

 

ここまで来たら「しゃろうコード」と呼んでもいいような哀愁漂ったコード進行に、ローテンポなビートがたまりません。

 

冬の夜に暖かい部屋でこの曲を聴きながらサンタが来るのを待ちたいです。

 

 

ここからは僕の簡単な考察なのですが、

この曲名は世の中の親に向けたものなのではないかと。

 

いつも忙しいサンタさんは今年も雪の中、中央線を使って家に帰ってくるよ。

そんなメッセージを勝手に受け取りました。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

あまり見たことのないフリーBGMのブログ記事。

 

このブログが無ければ考えもしなかった。

そんなことを思ってくれる人が一人でもいらっしゃったら僕は万々歳です。

 

 

 

勉強するときや何か作業するとき、移動中など、これからもBGMにお世話になる場面は多々あると思います。

そんな時にこのブログをちょっと思い出して。

音楽で世界の色は変わるんです。

 

 

 

 

 

小言

お久しぶりの小言です。

 

今回の小言は先日鑑賞した映画について。

 

 

つい先日『500日のサマー』という映画を観ました。

この映画が本当に最高で。

 

いや、最低なのかもしれないけど、最高だったんです。

主人公の性格や置かれている環境、状況、恋愛思考のほぼほぼ全てが僕に当てはまっていて、最後も秀逸でしたね。

 

映画内の構成が残酷すぎて終始観てられないよ!

という瞬間もありましたが、

結局は見ちゃうんですよね。はぁ。

 

 

ネタバレが嫌なので詳しくは言えませんが、

これから僕の自己紹介はこの映画にしようと思います。

 

「はじめまして。まずはこの映画を観てください。90分で僕の20数年が完全に理解できます。」

 

 

こんな自己紹介じゃダメですかね?

 

③栄光

 

我輩はコーヴァス帝国三番隊隊長アステルである。

 

我が軍はこの度、憎き相手アレクシード王国のベルモンドを地に伏せ、
歴史的な大勝利を収めた。

 

貿易商が先日入手した銃と我が騎馬隊が獅子奮迅の活躍を見せたのである。

 

ただ、この「銃」と呼ばれる兵器にはさぞ驚かされた。

人差し指を少し動かすだけで遠方にいる敵を倒すことができるのだ。

 

時代は移ろい行くものである。

 

 

そして今日は勝利を祝し、

町を一周する『凱旋行進』が催されるのである。

 

 

大きな馬車のようなものに乗って町中を闊歩する、
こんなにも気持ちが良いことは無い。

 

 

いつものように馬がいない馬車に乗り、

町へと繰り出す。

 

この馬車は煌びやかな装飾が施されており、
非常に美しい。

我輩のお気に入りである。

 

行進の際はいつもこの馬車に乗ることにしている。

 

 

大衆が私に向かって大きな歓声を上げてくれている。

私は手を振ってそれに応える。

 

中々気分が良くなってきた。

自然と音楽に乗って体が動き始める。

私の踊りに合わせて観衆も踊り始める。

 

なんとも私たちが一体になったような気分だ。

 

 

 

ふと横を見ると、戦友である四番隊隊長フレンがいるではないか!

 

「これはこれはフレンよ、さきの戦いではご苦労であった!
見事な活躍だったな!故郷の母君もさぞ喜ぶであろう!」

 

そう、声をかけたのだが返事は無い。

 

 

まぁ、いつものことだ。

フレンは中々心を開いてくれないのだ。

 

 

 

軍の勝利の際には毎回『凱旋行進』が催されているのだが、

何回町を巡っても飽きることは無い。

 

人が入れるような箱が付いた巨大な車輪や

馬の育成場、古びた館、

極めつけは悲鳴が聞こえる高速馬車。

 

 

私が行進以外で町に出たことは無いのだが、

あの馬車に乗せられるのは御免である。

 

そろそろこの行進も終わりに差し掛かる。

何とも贅沢な時間であった。

 

我が帝国の益々の繁栄を切に願うばかりである。

 

再びこれが催されるように

我が隊の訓練も今まで以上に厳しく、、、、、、

 

 

 

 

 

「ご来場のお客様にお伝えします。

音響トラブルのため一部演出をカットして

パレードをお送りさせていただきました。」

 

「この後もどうぞごゆっくり、、、、」

 

謎のバンド「People1」って何者?

どうもー、星野源です。

嘘です。showです。

 

多くの方からご連絡をいただき、

ありがとうございました。

 

大丈夫です。

何とか生きてます。

 

 

ただ、失った穴は大きいですね。

 

いや、お似合いすぎて。

非の打ちどころがなくて。

両名とも私が好きな人同士だったので、

もう、何も言えません。

 

 

恋ダンス踊ろうかな。

 

 

 

 

ということで、約3か月ぶりの更新となります。

お久しぶりです。

 

今回は久しぶりにもかかわらず、

映画ではなくバンドの紹介をしていこうと思います。

 

 

その名も『People1』。

 

 

聞いたことがある人

少ないんじゃないかなーと思います。

 

まずはこの動画をご覧ください↓↓

youtu.be

 

いかがでしたか。

 

キャッチーなメロディーに

思慮深い歌詞、

現代的な縦型MV、

落ち着いた歌声、

そして終始無表情な女の子。

 

僕にとっては大満足、大絶賛の作品です。

 

 

こちらは『常夜燈』という歌で、

僕を虜にさせた作品です。

 

昨年の8月に、この曲の魅力を知ってもらいたくて

インスタのストーリーに上げたのですが 、

反響Zero。

 

ただ!

 

先月また素晴らしい新曲を提供してくださったので、

今度こそは!ということで記事にします。

 

 

 

 

反響ありますように。

 

 

 

はい!本題です!

「People1」について

適度に浅く紹介していきたいと思います!

 

 

 

「People1」とは

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公式Twitterより https://twitter.com/PPP_PEOPLE1

基本情報

2019年末に結成された男性3名で構成された音楽バンド。

メンバーの顔や本名は明かされていない。

 

メンバー

Deu(ボーカル・ギター・ベース・作詞作曲担当)

Ito(ボーカル・ギター)

Takeuchi(ドラムス)

 

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCLDLOuvdOfw6X2pLs1xSL0g

Twitter

https://twitter.com/PPP_PEOPLE1

Instagram

https://www.instagram.com/ppppeople1/

 

ディスコグラフィー

【配信限定】

1st:フロップニック

2nd:常夜燈

3rd:113号室

4th:スラップスティック・ガール

 

【ミニアルバム・EP】

1st:大衆音楽

2nd:GANG AGE

3rd:Something Sweet, Something Excellent

 

 

多様なジャンルの楽曲

ここからは「People1」の楽曲について紹介していこうと思います。

 

People1の特徴として挙げられるのが

一つ一つ作品によって顔が全く違うことなんです。

 

youtu.be

こちらは「アイワナビーフリー」という曲なのですが、

曲調はもちろん、

歌声も全く違うんです。

 

先述した『常夜燈』のメインボーカルがDeuさんで、

この曲はItoさんがメインボーカルとして歌われています。

 

他にも、ラップ調の曲や、シティポップ、

2分程度で終わる爽やかな曲など

様々な音色で私たちを楽しませてくれます。

 

ジャンル別曲紹介

明確なジャンルで区別できるほど

自分は音楽に詳しくないので、

自分の直感で整理しながら曲紹介したいと思います。

 

ジャンルが豊富だからこそ、

自分にビシッと来るものがどこかにあるはず!

●がついてる曲はYouTubeにMVがあります。

 

 

キャッチー・ポップな曲

『常夜燈』●

People1で一番知名度があり、万人受けする曲。

ここから入るのが一番無難。

PEOPLE 1 "常夜燈" (Official Video) - YouTube

 

 

『ラヴ・ソング』●

先月リリースされた新曲。

ラストの転調が気持ちいい、ポップな曲。

ドライブとかで流したい。

PEOPLE 1 “ラヴ・ソング” (Official Video) - YouTube

 

『イマジネーションは尽きない』

最初から心掴まれ、引きずり込まれる。

聴き馴染みのある心地よいメロディーに魅力しか感じない。

シャウト系の歌声が好きな方は是非。

 

ラップ調

『113号室』●

トーンが低く、落ち着いた曲。

夜、何も考えずに部屋で流していたい。

「犬もね!」ツボ。

PEOPLE 1 “113号室” (Official Video) - YouTube

 

 

ガジェット感

※ガチャガチャした感じ、でもそれが気持ちいい

『フロップニック』●

MVが一時期話題となった曲。

ラストの畳みかけが半端じゃない。

頭に棲み続けるメロディーのループ。

 

この曲の中に他の曲名が隠れているとかいないとか。

PEOPLE 1 "フロップニク" (Official Video) - YouTube

 

スラップスティック・ガール』

気が抜けるような気分がまた心地よい曲。

個人的には間奏の楽器のソロが好み。

 

 

弾き語り系

『ライカ

夜空の下で歌ってる系の曲。

ギター一本の弾き語り。

これキャンプで歌われたら惚れる。

 

『愛について』

こちらもギター一本のラブソング。

正直好みは分かれると思います。

ただ、僕は好きです。

 

 

他にも『BUTTER COOKIES』● や『東京』● 、

『さよならミュージック』など

素晴らしい楽曲がたくさんあります!

 

 

まずは一曲聴いてみてくださいね。

 

 

可愛さしかないグッズ

『常夜燈』や『フロップニック』のMVのイラスト可愛くないですか?

そのイラストのグッズ買いたくなりますよね?

 

ええ、買いたくなりますとも。

 

安心してください。

「People1」グッズ出してます。

 

People1のロゴが入ったTシャツや

イラストが入ったビックT、スウェット、

あの女の子のラバーキーチェーンなど、

ポチりたくなる商品目白押し。

 

目白押しとはこのことを言うのか。

tookabase.com

 

 

今から知って古参ぶろう。

先述したとおり、

「People1」は2019年末に結成された若いバンドです。

 

今から知っておけば、

いつか有名になったときに

 

「あー、People1?結構前から良いな~って思ってたんだよね。」

 

とマウントをとれます。

 

ぜひぜひ楽曲を聴いて、

一緒に大マウントとりましょ。

 

 

最後に

いかがでしたか。

久しぶりの更新だと思ったら、初の試み。

 

これはこれでヒマの時間を豊かにする手伝いになれたんじゃないかと思います。

 

次はいつになるかわかりませんが、

気分次第で更新します。

 

 

それでは最後に

 

小言

最近、ひょんなことから小学校の卒業アルバムを見る機会がありました。

なんとまぁ、何も考えていない顔をしていること。

 

でも、それが今は羨ましかったりして。

 

何も考えていないって一見するとバカっぽいですが、

裏を返せば、何も考えなくていい環境である証拠なんですよね。

 

唯一小学校の頃考えてたのは

いかに授業中トイレに行かないようにできるか。

そして、もし行ってしまったときの帰り方くらいですかね。

 

 

大人になったということなのかもしれないですが、

大学生となり、社会人となる今は

現在のことはもちろん、将来のことも、

ましてや過去のことも考えなくてはならない。

 

 

周りの目も、自分自身についても

何も考えなくて良かったあの頃に戻りたいな

と思いながら写真を見たら、

小5にして上ジャージに下ジーパンという

なんとも前衛的なファッションをしていました。

 

 

せめて服装は考えようぜ。

 

 

 

 

 

では。

【過去形の暴力】映画『花束みたいな恋をした』レビュー【ネタバレ無し】

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https://twitter.com/hana_koi_jp/media?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

王道だからこそ胸に刺さる。リアルを追求しすぎた傑作

映画『花束みたいな恋をした』

お久しぶりです。

showです。

 

『花束みたいな恋をした』観ましたか?

 

今回はこの映画を観た感想と共に、

少し恋愛について書いてみようと思います。

 

最初はまだ見ていない人向けにネタバレ無しです。

途中からネタバレ有りとなるのでまだ見ていない人は注意しながらお読みください。

 

 

 

 

ネタバレ無し感想

はじめに

「つい自分語りをしてしまう自分事化映画」

これが率直な感想です。

 

「自分事化」を簡単に言うと、

物語の登場人物に自分を重ね合わせるということです。

 

よく「キャラクターに感情移入する」という言葉を耳にしますが、その行為ってなかなか難しいんですよね。

言ってしまえば、

そのキャラクターと自分は全く違う人生を歩んでいて、

違う性格で、

違う環境で、

違う容姿で、

と違うことが多すぎるから、自分を照らし合わせることが不可能になってしまうんですよね。

 

ただ、この映画は脚本から演出まで、

細部まで現実を現実に描くことに注力しているため、自然と感情移入してしまうんです。

 

 

 

私はこの映画を観ている最中は泣きませんでした。

うるっとはきましたが、許容範囲内です。

 

ただ、作品が終わって、

「こんな作品だったな」

「ここが良かったな」

と思い出していると胸の内から感情が溢れ出してきました。

 

と言っても、泣くまではいきませんでしたが、かなり熱かったです。

 

 

人は大どんでん返しや大きな事件・事故が起きるとビックリして、その前後のギャップで感情が揺れ動きます。

これが俗にいう「感動」です。

 

でも、年を取るにつれ、様々なことを経験していく中で、この「感動」に慣れてしまっている自分がいます。

 

この映画はそのジェットコースターの最初の急降下が無い分、ありきたりなジェットコースターに乗り飽きた人には効きます。

 

最近の映画で感動しない人にこそ効く、王道恋愛映画だと思います。

 

 

 

是非ご覧になってみてください。

これはおすすめの作品です。

 

 

 

まだまだネタバレ無し続くよ。

 

 

youtu.be

 

 王道だからこそ良い

この映画は王道ラブストーリーです。

予告編にもある通り、最高純度のラブストーリーです。

 

ただ、最高純度だからこそ、胸に刺さります。

 

恋愛映画でよく見られる、

学園のアイドルだとか、

白馬の王子様だとか、

余命わずかとか、

度の過ぎたツンデレとか、

奇跡の実話!とか、

 

そんな要素はこの映画にはありません。

それでも、面白く、感動するのはなぜか。

 

それが先ほど書いた「自分事化」なんです。

 

 

麦と絹という二人の時間のどこかにきっと、自分が経験したことのある出来事があるはず。

 

そして、作品の中でたくさんのサブカルチャーの固有名詞が出てきます。

小説家や映画監督、ゲーム、漫画、ミュージシャンまで様々なジャンルの固有名詞が実在する名前で出てきます。

それも映画や漫画でよくある名前をもじって登場させるようなことは、この映画にはありません。

 

この演出も現実をより現実にさせる要素の一つです。

 

そのおかげで、突拍子もない設定が無くても物語に旨味が出てくるのです。

 

 

この映画はカップルで観てはいけないのか?

この映画の感想を見ていると、

カップルで観に行かない方がいい」という感想をちらほら見かけます。

 

この議題についての私の見解は

ある程度時間を共にしたカップルであれば問題なし。というかおすすめ。

です。

 

ネタバレ防止のため、詳しいことは言えませんが、付き合って3か月~半年くらい経っているカップルであれば、全然観ても問題ないと思います。

というより、映画についての意見とか、感想を言い合うのは楽しいと思います。

是非カップルで。

 

それ以前のカップルはダメとまでは言いませんが、おすすめはしません。

というのも、鑑賞後少し恋の発展が遅くなる可能性があるからです。

その影響でタイミングが合わず、花が枯れてしまうかもしれません。

 

この映画を観て、改めてお互いの関係性や価値観を見つめなおすこともいいかもしれませんね。

 

 

 

あ、責任は負いませんので。

 

 

【ネタバレ無し】最後に

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https://twitter.com/hana_koi_jp/media?ref_src=twsrc%5Egoogle%7Ctwcamp%5Eserp%7Ctwgr%5Eauthor

ここまでまだ観ていない人向けにネタバレ無しでレビューしてきました。

要するに、おすすめです。

 

正直、日本の恋愛映画を舐めてました。

どうせ、ありきたりな展開になるんだろ!って。

全く違った。

いや、違っていないのかも。

 

鑑賞後にこんなにも考えさせられる恋愛映画は久しぶりでした。

 

 

素晴らしい作品です。

観ないと損です。

ぜひ、ご覧になってみてください。

 

 

 

 

思ったより、ネタバレ無しが長くなってしまったので、【ネタバレ有り編】は次の記事で公開しますね。

 

また次回も映画を観た後に是非いらしてくださいね。

 

②戦い

 

くそ、なんで負けてしまったんだ。

またこんな管につながって。 

 

今年で6歳になる娘がいるというのに。

 

 

手をうまく握れなくなっている。

鳥肌が止まらない。

 

胸がざわついている。

 

 

 

下腹部が燃えるように熱い。

 

頭に強烈な痛みが走る。

そして、めまいがしてきた。

 

 

呼吸が荒くなってきた。

耳鳴りがする。

 

この痛みを誰か止めてくれ。

 

もう二度と負けるものか。

 

 

 

そう、思ってても、今は何も変わらない。

今更遅いのだ。

 

 

 

 

 

発症してから大体30分経っただろうか。

不思議と痛みは引いた。

言い方が悪いかもしれないが、痛みが気持ち良くもなっている。

 

 

目に見える世界がぼやけている。

ぼやけているが、美しく感じる。

 

ああ、なんて、私が住むこの世界は素晴らしいのだ。

こんなにも美しいもので溢れているなんて。

 

あぁ、とても心地が良い。

天にも昇る気持ちだ。

これを待っていたんだ。 

 

今ならなんでもできそうだ。

 

 

今がピークなのかもしれない。

俗にいう山場ってやつか。

 

 

 

 

じっとしていられない。

これで終わってしまうのか。

ここまでなのか。

 

いや、まだいけるだろ!!!

 

 

 

 

 

「よし、あと2gだな。」

 

①私の外、あなたの外

 

何やら外が騒がしい。

のぞいてみると、怒鳴られた。

 

何やら外から笑い声が聞こえる。

声をかけたが、無視された。

 

何やら外から歌が聞こえる。

聴いてみたが、理解できなかった。

 

何やら外から良い匂いがする。

見ようとしたが、暗かった。

 

何やら外が明るくなった。

ちょっと経つと、悲鳴が聞こえた。

 

何やら外が暖かい。

耳をすましても、何も聞こえない。

 

何やら外が騒がしい。

扉が開き、僕と私。

 

 

ここは307号室。

今日は寒い。

 

夢追う全ての人へ 映画【ソウルフル・ワールド】レビュー

 

なんとも生きづらくなった現代社会。

 

生きる意味って何だろう。

 

今の人生つまらないな。

 

自分って結局何がやりたかったんだろう。

 

 

誰もが不安を抱えて、

将来は薄暗く見えない。

そんな気持ちが落ちやすい今だからこそ

 

観てほしい作品があります。

 

 

 

映画『ソウルフル・ワールド』 

 

 

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld.html

『ソウルフル・ワールド』が良すぎた件について。

 

 

 

どうも。

お久しぶりです。showです。

 

みなさん、入ってますか?

ええ、

Disney+ ですよ!!

 

入ってない?入る意味が分からない?

 

なんてことを言うんですか。

 

これまでのディズニー映画はもちろん、

ピクサー作品、マーベル、スターウォーズナショナルジオグラフィックなどなど!

 

長編だけでなく、短編も!

 

そして、ここだけでしか見ることができない作品まで盛りだくさん!

 

 

先日、劇場公開が中止され、配信のみとなった『ムーラン』も今は加入さえしていれば、見放題なんです!

 

 

とまぁ、こんなのcmで見飽きるほどやってるから、皆さんご存じですよね。

 

 

でも、これだけは言わせて!!

ソウルフル・ワールドは見なくちゃ損!!

 

 

もう一度言いますよ、

ソウルフル・ワールドは見なくちゃ損!!

 

 

最近、めっきりと更新をしなくなった私がついパソコンに手を伸ばしたくなってしまう、そんな魔力(魅力)がそこにはあったんです。

 

 

ということで、今回は久しぶりに一本の映画を単発でご紹介!

 

 

 

 

※showには一銭も入ってきません。

 

 

映画『ソウルフル・ワールド』とは

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld.html

2020年12月25日disney+にて独占配信された

ディズニー&ピクサー史上最も深い感動の物語。

 

disney+に加入している人であればもちろん、見放題です。

 

あらすじ

舞台は夢追う者が集う街ニューヨーク。

物語の主人公はジャズピアニストを目指しながらも中々夢を掴むことができず、音楽教師をしているジョー。

レッスンを受け持つ生徒の意欲は無く、典型的な冴えない音楽教師の彼にある日ビックチャンスが舞い込んでくる!

それは、著名なミュージシャンのバンドメンバーに欠員が出たため、代打でショーに出てほしいという依頼だった。

この仕事がうまくいけば、夢であるジャズピアニストとしての道が開ける!とウキウキの彼だったが、その直前で工事中のマンホールに落ちてしまう。

 

彼が迷い込んだのは、ソウルたちが地上に生まれる前に個性や才能、性格など、どんな人になるか決める、「ユーセミナー」という不思議な世界だった。

そこで22番と呼ばれる、地上に不信感を抱き、生きたくないと何百年もその世界に居座り続けているソウルに出会う。

彼女は自分のやりたいことや好きなこと「きらめき」を見つけられずにくすぶっていたのだ。

 

ひょんなことからジョーに協力することになった22番。

22番はジョーと過ごしていくうちに人生の「きらめき」を感じるようになっていく。

反対にジョーは22番から、今まで見えていなかった「きらめき」を学ぶのだった。

 

 

登場キャラクター

ジョー・ガードナー

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld/character.html

この物語の主人公。

ジャズピアニストを目指しているが、中々夢を叶えることができず、今は子供たちに音楽を教えている。

夢を掴む直前でマンホールに落ちてしまい、生死を彷徨い、ユーセミナーという生まれる前の世界に迷い込む。

 

ジャズピアニストの夢を母から反対されている。

 

 

22番

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld/character.html

ユーセミナーという生まれる前の世界で何百年も居座り続けているこじらせソウル。

「きらめき」が足りず、生まれるために必要な通行証が完成されていない。

 

自分の好きなこと、やりたいことを見つけられずにいて、人間として生きたくないと考えている。

 

 

まず一言

テレビやウェブ上で上がっている予告編を見た時に感じたのは「『インサイド・ヘッド』に設定被ってね?」ということでした。

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https://www.disney.co.jp/movie/head.html

 

ただ、これは全く違う。

 

というより、設定自体、両作品で矛盾していると言ってもいいくらい違うんです。

 

 

子供向けの作品だと思って油断してみたらとんでもない目に遭いますよ。

 

この作品は家族映画の仮面を被った

超大人向け映画です。

 

 

なにが良かったのか

さぁ、ここまで『ソウルフル・ワールド』の概要をさらっと紹介しましたが、ここからは私がこの作品の魅力に憑りつかれた要因を紹介していきます。

 

①設定が秀逸

今回の主な舞台は前述したとおり、生前の場「ユーセミナー」です。

ユーセミナーとは生まれる前の魂(ソウル)に感情や個性、本質を決定づけていく場所です。

例えば、このソウルは自己中な性格、あのソウルは臆病な性格で、向こうのソウルは意地っ張りな性格で、、、みたいな感じで各ソウルごとのパーツを与えていきます。

 

そのパーツの最後が「きらめき」と呼ばれるもので、すでに死んでしまったソウルをメンターとして二人で一緒に「きらめき」を見つけていくのです。

 

最後のパーツである「きらめき」を手に入れるとそのパーツは地上の世界へと通じる通行証となり、そのソウルは命を宿すことができるという設定です。

 

 

文字にするとなんか複雑で難しそうですが、ここはさすがディズニー&ピクサー

小学生でもすっきりわかるようにアニメーションで説明してくれます。

 

 

今までこんな設定ありました?

なんか、『ボス・ベイビー』で似たような描写を見たような気はしますが、ここまで深く掘り下げては無かったですし、それ以外で生前の個性付けの設定は見たことがありませんでした。

 

全く持って新鮮な気持ちで見ることができて、そこに違和感を感じさせない構成力、説明能力に脱帽です。

 

 

そして、なんといっても「ゾーン」の設定は圧巻ですね。

物事に集中している状態を「ゾーンに入る」とよく言いますが、そのゾーンに意味を求めてしまうと病んでしまう。

「趣味に意味を求めると義務になる」という言葉には額面以上の重みがありますね。

 

この「ゾーン」の詳しい設定は是非作品でお確かめください。

 

 

②両極端な二人

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld/comments.html

あらすじでも書いた通り、この作品は「ジョー」と「22番」のお話です。

 

二人の出会いを簡単に書くと、

夢を叶える直前でユーセミナーに迷い込んでしまったジョーは、メンターとしてソウルに「きらめき」を与えて完成した通行証を奪って現世に戻る作戦を思いつきます。

 

ただ、ジョーの担当となったソウルはあのマザー・テレサやガンディー、リンカーンなど数々の偉人がきらめきを見つけられずに挫折した超々問題児(魂)22番だったのです。

 

ジョーは22番の通行証が欲しく、22番は生まれたくないから通行証を捨てたいと奇妙にも二人の利害が一致して、22番の「きらめき」を探す旅に出るといった感じです。

 

 

早く現世に蘇って夢を叶えたいジョーと、やりたいことやワクワクすることが見つからず生まれたくないと思っている22番。

この両極端でお互いの考えが理解できない二人のバディ映画なんです。

 

 

 ③緻密に計算された音楽

この作品は主人公がジャズピアニストというのもあって音楽にすごい力を入れています。

 

本当に力を入れているかはわかりませんが、入れてる気がします。

 

登場人物が音楽を奏でる映画は特に音楽には気を使う必要があります。

だって、楽器弾くのが超上手いキャラクターなのに、観客がその演奏をすごいって思わないと違和感に繋がっちゃいますからね。

 

しかも、この作品はアニメーション。

実写に比べて臨場感を出しづらく、フィクションに捉えられてしまうため、より緻密に作戦を練る必要があるのです。

 

 

この作品では現世(ニューヨーク)とユーセミナーを行ったり来たりしますが、その舞台ごとに使われているBGMのカテゴリーが変わっているんです。

 

現世ではジャズミュージックが流れ、ユーセミナーでは電子音がメインとなった音楽が奏でられています。

 

こういう細かい気遣いで作品の面白さは全く変わってきます。

 

 

中でも私の一押しシーン&BGMは、

万物の殿堂で22番のきらめきを探すシーンです。

 

そこでの音の遊び方が本当に楽しいです。

こういう所も是非気にしてみてくださいね。

 

 

そして、オープニングは必見。

すぐに心奪われます。

 

 

④あまりにも重すぎるテーマ

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https://disneyplus.disney.co.jp/program/soulfulworld/comments.html

この作品の軸となるテーマは

「生きる意味とは」。

 

皆さんも一回は考えたことがあると思います。

 

自分はなんで生きているんだろう。

 

何をするために生まれてきたんだろう、と。

 

この作品はその考えの根幹を覆す作品になっていると思います。

 

 

作中で22番はジョーに「人生に生きる価値はあるのか?」といった言葉を投げかけます。

 

人生の本質ともいえる、人生の「きらめき」を探す物語でまさかの元も子もない発言です。

 

ただ、『ソウルフル・ワールド』を観ると、この質問の自分なりの答えが出ると思います。

ネタバレになってしまうので詳しいことは記述しませんが、どんな形であれ、自分の人生を改めて見つめ直す良い機会になるのではないかと思います。

 

就職活動などでよく耳にする「個性」。

個性を重んじる現代社会にある意味メスを入れたような作品です。

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

ディズニー&ピクサーが送る傑作、

『ソウルフル・ワールド』

のご紹介でした。

 

ファミリー映画とは思えないほど深いテーマを提示してくれる本作は、このうつむきたくなる世の中に光を照らしてくれる素晴らしい作品になっています。

 

トイ・ストーリー』から始まった22作品を

観て育った我々の化身である22番。

そんな22番が人生の本質を見つける物語。

 

 

人生なんて最初から意味なんてないんだ。

ピザが美味しかったり、音楽に心酔わせたり、落ちてきた木の葉に綺麗だなって思ったり、そんな当たり前のようなものが人生のきらめきなんだ。

あくまでもこれは私なりの解釈です。

 

 

もし、私が親になったら絶対子供にこの作品を観させてあげたいと思っています。

子供の頃だと何が何だか分からないかもしれないけれど、それが大人になっていくにつれて理解していくっていうのもなかなか粋だとは思いませんか。

 

 

 

 

 

 

誰もが考えたことがある、人生の意味。

そんな重いテーマを軽やかなジャズに乗せて。